今度こそ、と思って、始める。
運動。日記。勉強。早起き。
最初の数日は、できる。
だが、気づけば、一日さぼり、二日さぼり、いつのまにか、やめている。
そして、こう思う。
「自分は、何をやっても続かない、意志の弱い人間だ」と。
「何をやっても、三日坊主で終わってしまう」
──そう思って、このページを開いたかもしれない。
世の中には、習慣を続けるための方法が、あふれている。
だが、「強い意志を持て」「目標を高く」と言われても、続かなかったはずだ。
それは、あなたの意志が、弱いからでは、ない。
続かない本当の原因は、意志ではなく、最初から、頑張りすぎていることだからだ。
ここから、私、佐藤健一が、強い意志で続けるのではなく、続けるための負担を引き算して、自然に続く形を作る方法を、開示する。
三日坊主は、あなたの意志が弱いからではない
続かない自分を、多くの人は、こう責める。
「自分は、意志が弱い。根性がない」と。
だが、続かない原因は、意志の強さでは、ない。
本当の原因は、始めるときの、目標の高さにある。
何かを始めるとき、人は、やる気に、満ちている。
そのやる気のまま、高い目標を、立ててしまう。
「毎日、一時間、運動する」「毎日、欠かさず、日記を書く」と。
この、やる気に任せて立てた高い目標こそが、続かなさの、本当の原因だ。
始めた直後は、やる気があるから、その高い目標も、こなせる。
だが、数日経って、やる気が、落ち着いてくると、どうなるか。
高すぎる目標は、急に、重い負担に、変わる。
そして、その重さに、耐えきれなくなって、やめてしまう。
つまり、あなたが続かないのは、意志が弱いからでは、ない。
最初に立てた目標が、高すぎただけだ。だから、やるべきことは、意志を鍛えることではなく、その高すぎる目標のほうを、引き算することだ。
▼ 今すぐ、できる確認
□ これまでに、続かなかったことを、一つ思い出す
□ そのとき立てた目標が、やる気のない日でも、こなせる量だったかを、確かめる
たいていは、やる気のある日にしか、こなせない量だったはずだ。
「続けよう」と気合いを入れるほど、続かなくなる
ここで、多くの人が、はまる、落とし穴がある。
続けたいとき、人は、こう考える。
「今度こそ、気合いを入れて、続けるぞ」と。
だが、この「気合い」こそが、続かない原因に、なる。
気合いは、長く、続かない。
始めた瞬間は、燃えていても、その熱は、数日で、冷める。
人間の気合いとは、そういうものだ。これは、誰にでも、起きる。
そして、気合いを前提に立てた高い目標は、気合いが冷めた瞬間に、こなせなくなる。
気合いで「毎日一時間」と決めても、気合いが切れたら、その一時間は、ただの、重荷だ。
ここで、知っておいてほしい、大切なことがある。続ける力は、気合いの強さでは、決まらない。一回あたりの負担の、軽さで決まる。
一回が、重ければ、気合いが切れた瞬間に、続かなくなる。
一回が、軽ければ、気合いがなくても、続けられる。
続けたいなら、気合いを入れるのを、やめる。
代わりに、気合いがなくてもこなせるほど、一回の負担を、軽くする。
▼ 今すぐ、できる問い直し
□ 続けたいことを、一つ思い浮かべる
□ その一回分が、一番やる気のない日でも、こなせる軽さかを、確かめる
重いと感じるなら、それは、気合いがある日にしか、続かない。
続かない、を引き算する三つの方法
ここから、続ける負担を引き算して、自然に続く形を作るために、私が実際にやっている、三つの方法を、開示する。
気合いで、続ける話では、ない。
気合いがなくても続くように、一回の負担を、限界まで軽くする方法だ。
一、目標を「これ以上、下げられない」ところまで小さくする
続けたいことの目標を、ばかばかしいと思うくらい、小さくする。
「毎日、一時間、運動する」では、なく、「毎日、腕立て伏せを、一回だけ、やる」。
「毎日、日記を書く」では、なく、「毎日、一行だけ、書く」。
これ以上、下げられない、というところまで、目標を、小さくする。
小さすぎて、やらない理由が、なくなる。それくらいで、ちょうどいい。
二、「一番やる気がない日の自分」に、目標を合わせる
多くの人は、やる気がある日の自分を基準に、目標を立てる。
だが、それでは、やる気がない日に、続かない。
だから、目標は、一番やる気のない日の自分でも、こなせる量に、合わせる。
どんなに疲れて、気が乗らない日でも、これならできる、という量だ。
一番低い日の自分が、こなせる目標なら、どんな日でも、途切れない。
やる気のある日は、目標以上に、やればいい。それは、おまけだ。
三、成果ではなく、続けた回数を、数える
続けているとき、すぐに成果が出ないと、人は、嫌になる。
運動しても、すぐには痩せない。勉強しても、すぐには賢くならない。
だから、成果では、なく、続けた回数を、数える。
「今日で、五日、続いた」と、続けたこと自体を、成果にする。
成果は、後から、ついてくる。
まずは、続けた回数が増えること自体を、喜びにすれば、続けることが、楽しくなる。
▼ 今日、できる実践
□ ① 続けたいことの目標を「これ以上下げられない」ところまで、小さくする
□ ② 目標を「一番やる気がない日の自分」でも、こなせる量に合わせる
□ ③ 成果ではなく、続けた回数を、数える
続けることは、強い意志で頑張ることではない。頑張らなくてもできる形にすることだ
ここで、誤解を、解いておきたい。
続ける負担を引き算する、と聞くと、こう思うかもしれない。
「目標を小さくするなんて、ただの甘えだ。気合いで続けるべきだ」と。
違う。まったく、逆だ。
この媒体で繰り返し伝えてきたことを、もう一度、書く。
引き算とは、甘えることでは、ない。続けることを引き算するとは、強い意志で頑張ることではなく、頑張らなくてもできる形に、作り変えることだ。
気合いや意志は、長くは、続かない。
だから、気合いに頼って続けようとすると、気合いが切れた瞬間に、終わる。
本当に続けられる人は、意志が強いのでは、ない。
意志がなくても続くように、一回の負担を、限界まで小さくしているだけだ。
これは、甘えの正反対だ。
気合いという、当てにならないものに頼らず、頑張らなくても続く仕組みを、作っているのだから。
そして、小さくても、続けた先にこそ、大きな成果が、待っている。
▼ 今、できる問い直し
□ 「続けるには、強い意志が必要だ」と思っていないかを、確かめる
□ 問題は意志ではなく、一回の目標が、大きすぎるだけかもしれない、と考える
結論:続ける秘訣は、頑張ることではなく、頑張らなくてもできるほど、小さくすることだ
最後に、ひとつ、覚えておいてほしい。
あなたが続かないのは、意志が弱い人間だからでは、ない。
ただ、目標が、高すぎただけだ。頑張らなくてもできるほど小さくすれば、意志に関係なく、続けられる。
- 三日坊主は、意志の弱さではなく、最初から頑張りすぎているからだ
- 続ける力は、気合いの強さではなく、一回あたりの負担の軽さで決まる
- 続ける秘訣は、頑張ることではなく、頑張らなくてもできるほど小さくすることだ
あなたに必要なのは、強い意志でも、固い決意でも、ない。
ただ、目標を、ばかばかしいくらい小さくして、続ける負担を、引き算することだ。
──最後に、ひとつだけ、約束してほしい。
今、続けたいことを、一つだけ、思い浮かべてほしい。
そして、その目標を、これ以上は下げられない、というところまで、小さくしてほしい。
「頑張って続けるのではない。頑張らなくてもできるほど、小さくする」
そう、心の中でつぶやいて、目標を、ばかばかしいくらいに、小さくしてほしい。
ばかばかしいくらい小さくしたその目標が、何をやっても続かないと自分を責め続けてきたあなたに、はじめて「続く」という経験を、もたらしてくれる。
高すぎる目標を立てては挫折し、意志の弱さを責め続ける時代は、もう、終わりだ。


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